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トリプルス -2017年発行-

目次

はじめに

平成29年8月6日(土)

富山商船テニス部を創設された留岡先生が亡くなられました。あまりに突然の出来事でとても悲しいことでした。留岡先生。今まで本当にありがとうございました。今後はお世話になった私たちOBが協力し、富山商船テニス部をサポートしていきます。どうか見守ってください。

恐れながらも、現在OB会の事務局として、現役選手のお世話させていただいている若林と留岡先生との思い出について書かせていただきます。

入学当初。若林はテニス部で一番下手くそでした。毎日ボールボーイとコート準備。片付け。

「他の先輩達とは違い、このまま5年間やってもテニスなんてうまくならない。」そう思っていました。そんなとき留岡先生はこう教えてくださいました。

「ボールボーイもテニス。コート準備や片付けもテニス。若ちゃんは頑張ってやってくれ決して無駄にはならない。これからも頼むよ。」

私は考え方が変わりました。誰よりも早くコートに行きました。ネットを張った後は先輩たちが来る前までは、ハードコートでの壁打ち。サーブ練習をしていました。

また、先輩方だけでなく後輩の方々にも恵まれ、一緒に頑張って練習させていただけました。皆様に支えられながら、4年生のときにはキャプテンをさせていただけました。本当に感謝しています。

現役選手とОBとの懸け橋となれるように。小さなことかもしれませんが、今後も頑張らせていただきます。よろしくお願いいたします。次のページより、亡くなられる直前に留岡先生が現役キャプテンに送ったメール。私たちが留岡先生から教わった練習方法を掲載いたします。

以上

現役生徒からのメッセージ

副キャプテン 高田 響 4年

私は今回、留岡さんのDVDを拝見して、改めてテニス部としての目標を再確認することができました。

また、留岡さんからはテニスの基本的な動作や試合の勝ち方など大変多くのことを教えていただきました。それを意識することによって、私はだんだんと試合で勝てるようになっていきました。その教えていただいたことをしっかりと後輩たちに引き継いで、全国高専大会に向けて頑張っていきたいです。

キャプテン 橋本 恭祐 4年

留岡先生には土曜日の練習、また夏休みの練習によくきていただき、テニス部の技術面だけでなく、テニスという競技の本質、戦う上での心構えを教えていただきました。留岡先生は「感謝」という言葉の大切さを説いておられました。

僕たちが練合のコートでテニスをできていることも留岡先生のおかげです。僕たちが留岡先生に感謝の思いを届けるには、練合のコートで一生懸命練習し、勝負に勝つことだと思います。そのためにも留岡先生に教えていただいた技術、心構え感謝の思いをもって日々練習に励んでいきます。留岡先生ありがとうございました。

部員 寺林 大樹

留岡先生には、約2年間テニスでのご指導でお世話になりました。「足をよく動かす」、「深いボールを打つときは息を吐く」などといったアドバイスを、僕が一年生の頃からずっとしてくださっていました。自分の知らなかったことというのもあり、留岡先生のおかげで何度もテニスの面で成長することができました。

留岡先生は、テニスに力を注いだ人生を送られていたのだと思っていましたが、留岡先生が作ったDVDを見て、それだけではなかったことが分かりました。

プレイヤーとして活躍するだけでなく、富山県テニス協会の会長を務められており、テニスの教育にも尽力されていました。

また趣味としてスキーもされていました。さらには、日本にとどまらず世界のいろいろな国の人達との交流もさかんでした。とても積極的で、活動的な方だと感じます。自然を愛されていたことも知って、自分も自然が好きなので少し嬉しく思いました。

そんな留岡先生にご指導いただけたことを、とても光栄に思います。来年の高専大会こそ、全国優勝を果たすために、アドバイスしていただいたことや、留岡先生が用意してくださったテニスのコツなどをまとめたプリントに書いてあることを強く意識し、新しいことにも挑戦するなどして努力していきたいです。

女子部長 竹林 由梨

私は先日、留岡先生のお別れ会に参加し、先生の生涯について初めて知ることが出来ました。先生はとてもバイタリティー溢れ自分や他人のために行動を起こし、最後までやり遂げる方だと感じました。

今、私たちがこうして毎日、学校のコートでテニスができるのも、北陸地区高専大会や全国高専大会で様々な相手と戦えるのも、留岡先生がかつて全力を尽くしてくれたおかげです。

だから私たちは留岡先生が教えてくださったたくさんのことを大切にしてこれからも一層練習に励まなければいけません。そしてその教えをこれから先の高専テニス部に伝えていくことはキャプテンとしての義務であると思います。

どんなに暑い日でも私達のためにコートへ駆けつけ、いつでも優しくテニスをすることの楽しさを教えてくださった留岡先生。本当にありがとうございました。

テニス部一同。心よりご冥福をお祈りいたします。

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